コア・トランスフォーメーション
「コア・トランスフォーメーション」というのはNLPの応用スキルで、長くNLPに携わってきたコニレイ・アンドレアス氏ならびにタマラ・アンドレアス氏によって開発されました。
その元になったNLP自体も心理学からスタートして、現在は心理療法の分野で広く用いられていますが、コア・トランスフォーメーションはパートモデルや言語モデルなどの理論を発展させることで、そこからさらに進化。現代人の強い自己変革欲求に応えるスキルとして今、世界各国で大きな注目を集めています。
自己変革欲求に応えるスキルというと、よく知られたところではポジティブシンキングやアフォーメーションなどもあります。しかし、それらとコア・フォーメンションとは根本的に異なるものだと、コニレイとタマラはその著書『コア・トランスフォーメーション -癒しと自己変革のための10のステップ-』の中でも強調しています。
たとえばポジティンブシンキングというのは、外側からアプローチする方法、すなわち自分の表面だけを変える方法であり、問題の本質に目が向けられることはありません。
それに対してコア・トランスフォーメーションというのは、文字通り人間の「コア」にアプローチする方法であり、改善したいと考えている感情や行動、さらには心の傷までをも根本から、かつ急速に変化させていくことができます。
より具体的には、コア・トランスフォーメーションのプロセスによって以下のような効果が得られると言われています。
- セルフコントロール力の習得
- 素晴らしい人間関係の構築
- やりがいの発見
- 心身両面での健康改善
- ありのままの自分の受容
もちろんこれらは、得られる効果のほんの一部に過ぎません。コア・トランスフォーメーションを経験することで人は、身体・精神・感情のすべての面において成長するのを実感することができます。
そんなコア・トランスフォーメーションは、自分自身の自己変革を望む人はもとより、他人の自己変革をサポートするセラピストやカウンセラーといった職業の人たちにもまた有効なスキルと言えるでしょう。